G検定合格にAI白書は必要?お勧めテキストまとめ
G検定の勉強のためにAI白書は購入した方がいいのか•••
値段が高く内容もよく分からないため、悩んでしまっていませんか?
実際に試験対策として購入した私自身の結論は【購入するべき】だと思います。
その理由を非エンジニアで知識ゼロ、仕事もAIはもちろんITとも無関係ですが
2020#2のG検定に無事に合格した実体験として、
AI白書の中身や他に使用したテキスト含めご紹介します。
目次
G検定学習のテキストは白本と黒本?AI白書は不要?
白本&黒本がスタンダード!?
まず、大抵の試験対策として紹介されているのが
公式テキストとなる”白本”と問題集となる”黒本”です。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第2版 (EXAMPRESS) [ 一般社団法人日本ディープラーニング協会 ] 価格:3,080円 |
徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 [ 明松 真司 ] 価格:2,310円 |
①白本(↑画像1つ目)で一通り学習
②黒本(↑画像2つ目)で本番形式の問題を解く
③分からないところは白本で復習する
このような学習方法が多く紹介されているのをよく見つけます。
私もこのような形で学習を進めてみようと思っていました。
白本&黒本の良い点・懸念点
私の感覚ではありますが、下記良い点と懸念点があります。
<白本>
良い点:全くの初学者には基礎知識から丁寧に学べる。
懸念点:基礎知識を習得する目的の為、広く浅い知識は習得できるが深い知識は習得が困難。
また、最新の情報は含まれていない。
<黒本>
良い点:本番と同様の選択形式の問題を大量に解ける。似たような問題が実際に出題された。
懸念点:今後適宜、更新されないと試験問題と合わなくなってくる可能性がある。
ココで注目なのが白本の懸念点の「最新の情報は含まれていない」ことです。
AI・機械学習の進歩は日々目まぐるしく、またG検定は最新の情報から出題される問題が
試験に出てきます。そうなると、白本のみでは十分ではない気がしてしまいます。
AI白書は高額。値段相当の価値があるのか?
そこで!AI白書で最新情報を入手しましょう。
•••と簡単に言えないぐらい少し値が張ります。
AI白書 2020 [ 独立行政法人情報処理推進機構 AI白書編集委員会 ] 価格:4,180円 |
私が受験した時の最新は2020でしたが、新しく2022が発売されました。
(2022も気になり、購入しました^^高いですが・・・)
価格:4,840円 |
白本・黒本と合わせると1万円近くに…受験料も高額ですので少しでも費用は押さえてたいと思いAI白書は断念•••する前に!
一度下記AI白書の内容を確認して頂いた上で検討してみてはいかがでしょうか?
AI白書のココが良い!
専門知識が大量に掲載されている
AI分野の専門知識を全般的に学ぼうと思ってもなかなか難しくありませんか?AI白書では下記のような内容が細かく掲載されています。
※下記はAI白書2020の内容です。年度によって異なりますのでご了承ください。
<第1章>2020年のAIとビジネス
対談①石角友愛氏(パロアルトインサイトCEO)と中島秀之 AI白書編集委員長(札幌市立大学理事長・学長)
対談②北野宏明 AI白書編集委員(ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長・所長)と片岡 晃 (IPA社会基盤センター長)
<第2章>「技術動向」
AIに関する技術の概要と最新動向
<第3章>「利用動向」
国内外でのAI活用事例を紹介
<第4章>「制度政策動向」
国内外でのAIに関する原則・ガイドライン、制度について
<第5章>特集AI実装を推進する「AI人材育成」と「地域スタートアップエコシステム」
AI実装に対する課題解決の方向性
これらが532ページにも渡って説明されているので知識量は物凄いです。
最新の情報が掲載されている
G検定では最新の社会情勢や傾向から出題される問題があります。そのような最新且つ
専門的な情報は白本では得ることが難しいです。
また最新情報でしたらネットからも入手できそうですが、正しい情報を見つけ出すことは困難だと思います。最新の論文を確認するのも良い手段かと思いますが、やはり
整理されているAI白書の方が初学者には入りやすいのではないかな、と思います。
また、私が受験した2020#2では法律や倫理の問題がいくつか出題され、受験者からは
「法律・倫理の問題が多すぎた」「全く分からなかった」という声が多くありましたが
そういう点で私はAI白書を見ていたので、書いてあった!と思うことができました。
また当日はググったり調べたりすることは可能ですので、細部まで覚えていなくても
AI白書に付箋を貼り、すぐに掲載場所を確認できるようにしておけば
当日のカンペとして利用できます。
AI白書は万能?欠点は?
情報量が多く、最新の傾向を知ることができるAI白書ですが、欠点といえば…
基礎的な知識が順を追って説明されていないため、テキストという位置付けとしては
苦しいと思います。所々散りばめられてはいますが、基礎知識がある人向けとなり
初学者が1冊目に読み始めるとなかなか理解できないと思います。
また、情報量が多いことの裏返しになりますが情報量が多すぎる点も挙げられます。
全て読むには相当の時間がかかりますし、広範囲の知識を得ることで試験にも
実務にも活かせると思いますが、実際の試験に出題される量は読んだ量に対し
多くは出題されないと思います。
G検定取得後、知識を活かしていきたいなら購入をお勧め
G検定合格がゴールの場合、購入しなくても合格は可能
それでもAI白書をお勧めしたいのは、知識をきちんと身に付けたいという方向けとなります。というのも、試験突破を目標としている場合、ある程度回答ができれば良いですのでAI白書にしか載っていない内容の問題は捨てる方法で挑めば合格は見込めるからです。
基本的な部分を十分に理解していれば試験合格は可能だと思います。
実際に勉強に利用したテキスト
私自身は実は白本は購入していません。下記3冊とネット情報で試験突破しました。
①人工知能は人間を超えるか
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの Epub選書 / 松尾豊 【本】 価格:1,540円 |
②AI白書
AI白書 2020 [ 独立行政法人情報処理推進機構 AI白書編集委員会 ] 価格:4,180円 |
価格:4,840円 |
③黒本
徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 [ 明松 真司 ] 価格:2,310円 |
なぜこの3冊にしたか理由はこちらです。
①G検定発足のJDLA(日本ディープラーニング協会)理事長の松尾教授著書のため、
協会の目指す理念の部分も知ることができます。テキストではなく文章なのですが
初学者がディープラーニングの歴史を学ぶにはとても分かりやすかったです。
②白本の購入ととても迷いました。(両方購入できたらベストですが費用面を考え、1つにしました)①を読んだり、ネット上の情報からなんとなく基礎は理解できていたのと、
白本は基礎知識のみとのネット上の評価から、応用編かもしれないがAI白書の購入を選びました。結果このページでお伝えしているように他の本やネット上からでは入手できない情報を知ることができ、購入してよかったです。
③試験において模試は必須と考えており、評価もよかったので購入しました。①②の本だけでは勉強していなかった数式を使った問題等が出てきたのでとても助かりました。
時間があれば購入してみたかったものが下記です。
ただ直前に見つけたので既に持っている本と復習に時間を充てることにしました。
これ1冊で最短合格 ディープラーニングG検定ジェネラリスト要点整理テキスト&問題集 [ 山下長義 ]
|
実際に勉強に利用したその他のツール
・Study-AIのGもぎ http://study-ai.com/
※無料で受けれたのですが、現在は有料講座の一部となっているみたいです。
・YouTubeのG検定関連の動画
・ネットのG検定学習知識まとめ記事
・JDLA主催のG検定合格者インタビューイベント(オンライン)に参加
※この時も白本と黒本で勉強されていた方が多かったですが、そもそもプログラミング等に仕事で関わっているような方が多い印象でした。
AI白書は広く深い知識を得ることができますのできちんと知識を習得したい人、
試験で全体的に回答ができるよう準備しておきたい人には購入をお勧めします!
私は白本を購入せずに合格できそうと感じ購入しませんでしたが、確実に学習を
進めたい方は、白本・黒本・AI白書全て揃えると万全かと思います。今はネット上に
情報が沢山溢れている時代です。情報の質を確認することは大事ですが、ネットから
学べることは学び、上手に活用しながら学習を進めていくと良いかなと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです☺︎*
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